35)西欧人の起源はケモノで、日本人の起源はトリなのだ !!

        = 西欧人と日本人の起源とは!? = 

 

  

 

ずいぶん昔の話しになるので、アイ・ジョージという歌手がいたことを覚えている人は少ないかもしれません。口髭をたくわえ浅黒い精悍な顔で声量豊かに「マラゲーニャ」を歌い上げていた、そう、あのトリオロスパンチョスとも共演していた歌い手です。 

 

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じつは彼は、ギター片手に日本はおろか世界中をめぐってコンサートを開き、一世を風靡した伝説の歌手であるばかりでなく、日本人離れした独自の見方や考え方を持ったきわめて特異な存在でもあり、かくいう私も、少なからぬ影響を受けたのでした。 

 

                

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             アイ・ジョージ 

         『 意外な奴の意外な発想法 』 

 

という1978年に書かれた本(青春出版社)には、そのビックリ発想がびっしりとつまっていて、時にはうなずかされたり、またビックリしたり、ある時はニヤリとさせられたりで、一晩で一気に読み終えてしまいました。その一部を紹介してみましょう。 

 

 

           その祖先は、ケモノとトリ ? 

 

 

彼の発想はきわめてシンプル。 欧米人の祖先はケモノ、そして我々日本人の祖先は、トリに違いない!・・、というのです。そして何故そうなのかを、一つ一つ例を挙げて実証していきます。 もちろん科学的にはありえないことでしょう。でもソレはソレ、読みすすむ中に「もしかしたらそうなのかもしれない」と思えてくるから不思議です。 

 

       ーーーーーーー たとえば ーーーーーーー 

 

 

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食事をする時のチガイーー 日本人は箸を使い、食べ物をつまんで食べます。これは 

まさに鳥がくちばしで物を挟むのと一緒。 一方西欧人は、ケモノの爪そのものの 

フォークと牙を思わせるナイフで、食べ物を引き裂いてむさぼります。 

 

 

すみかのチガイーー 日本の家はまるでトリの巣のよう。周りを塀や垣根で囲い、 

以前は木と紙でその形を整えました。今だってちょっと小金が貯まれば、必ずと言っていいほど庭先に枝振りのいい松などを植えたりします。一方西欧人はと言えば、昔から草原のあなぐらのような石と土の住居を構えてきました。 

 

 

ヘアースタイルのチガイーー 日本人は太古より黒い直毛をクシを使ってなでつけて髪型を整えます。ちょうどトリがくちばしで羽根毛をなでつけるよう。一方の西欧人の中世の大げさなカツラは、まるでライオンのタテガミのよう。彼らが様々な色の髪をちぢれたままブラッシングしているさまは、ケモノが爪で毛並みを整えているよう。 

 

 

音楽のチガイーー 日本の音楽は二拍子が主体。まるでトリが二本足で歩くように、いち、に、いち、に、・・のツービートのリズム。これに対して西欧の音楽は、四拍子が中心。まるで四つ足のケモノが走る時の、あの2拍目と4拍目にアクセントのある、(3拍目にも?)極めてリズミカルなテンポです。 

 

                        

入浴のチガイーー 日本人はお風呂が大好き。まさにトリたちがちょっとした水溜りでバシャバシャやるように、ヒマさえあれば入浴を楽しむ。 ところが、一方の西欧人はあの体臭のキツさにもかかわらず、なかなか入浴しない。一生で数える程しか入らない人も多いとか。大抵はちょろっとシャワーを浴びて済ませてしまう。これもケモノたちがよほどのことがない限り水に入ろうとしないことと符合しているではないか。 

 

 

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社会との関わりのチガイーー よく指摘されるように日本人は群れを作りたがります。他国人をガイジン、自分の会社をウチのカイシャ、旦那さんをウチの人と呼んで、内部と外部を区別し、仲間たちでかたまります。まるでトリたちの集団のよう。でも一方の西欧人たちにはそれはまれ、ケモノ社会のように個人と個人のかかわり合いをより重視します(だから組織のシステムは希薄、また統一性がないとも言えるでしょう)。 

 

 

         ーーーーー と、まあ ーーーーー 

 

 

天涯孤独の身で世界を飛び回りその違いを自分の目で見つめ続けた歌手アイ・ジョージは、あらゆる側面からトリとケモノの違いを書き記しているのです。 

 

もちろんそれは、科学的でもなく強引な結びつけでもあるのですが、誰のものでもない彼だけの発想の素晴らしさには驚嘆せざるを得ません。そして彼の言いたいことは、 

          

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      トリ族日本人よ、翼を広げて自由の世界に飛び立て! 

 

ということのようです。かく言う私も日本からスペインに飛び出した一人ですが、今はここバルセロナにすっかり居着いてしまい、その翼は使わずじまい。時々読み返しては、気持ちだけでも彼のようにいつも世界に羽ばたいていたいと願うのです。 

 

 

  (ただボクには、日本人の祖先はハチかアリのようにも思えるんだけど・・) 

 

           さて、あなたはどう思いますか? 

 

 

   ーー次回は、「弱者たちの天国、スペイン!?」をお送りする予定ですーー 

 

                ♣    ♣

 

 

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