22)ウチのおばあちゃん、足の骨が折れて倒れちゃったんです! えっ、倒れて骨折したんじゃないの??
みんなアベコベ、日本とスペイン!
(Todo lo contrario, Japón y España)
= これぞ、暴飲暴食のツケ? =
さてさて、一日五食、朝から晩まで飲んでは食べ、食べては飲むのスペイン人たち。
それも肉に魚にチーズにハム、何にでもオリーブ油をたっぷりかけての食事では、当然
身体にもかなりの負担がかかることでしょう。
バルセロナのお年寄りの多くは、足が不自由です。早ければ50歳位から歩行が困難に
なります。彼らは杖の代わりに、車輪のついた歩行補助器をズルズルと押しながら、
やっと歩いているのです。10メートル、数分はかかるでしょう。疲れたら、その歩行
補助器をイスにし、一休みしては、またジュルジュルと進むのです。
ある時一人のお年寄り(でも50歳ちょっと?)が、向こうから話しかけてきました。
ちょうどいい機会なので、思い切って尋ねてみました。
「足はどうされたんですか?」 「ああ、これかい。これは reuma なんだ!」
レウマ?? もしや、リューマチなんでしょうか。とても痛くてつらいんだそうです。
彼の話しでは、原因は食事にあるらしく、肉や血の入ったソーセージ、それに甘い
もののの食べすぎが、良くなかったんだろうと話してくれました。
「日本人はこうならないダロ? きっと食事がいいんダローネー!」
その後調べてみると、リューマチの原因はまだ医学的に解明されていないようですが、
彼ら自身で勝手に食事に問題があると考えるほど、充分に自覚しているのでしょう。
でもスペイン人たちの本音は、きっとこうに違いありません。
ワカッチャいるけど、ヤメラレナイ!!
しかし一方で日本食ブームは過熱の度を加え、和食レストランはおろか、お持ち帰りの
寿司ショップも急激に増えています。食べ物に目覚め始めた人達も多いのでしょう。
日本語クラスの生徒たちも、新しいレストラン情報は、ボクよりずっと詳しいのです。
その生徒の一人が、先日急にクラスを休みました。どうしたのかと後で聞いてみると、
「おばあさんが足の骨が折れて倒れ、病院に見舞いに行ったんです」
「そうだったんだ。でも本当はおばあさんが倒れて足の骨が折れたんじゃない?」
「いいえ、急に骨が折れて、倒れちゃったんです」
ビックリしました。 これは骨ソショウショウとかいうもので、何もしないのに突然、
骨が破壊されてしまうことがよくあるんだそうです、、、だから倒れてしまった。
なんと怖い病気でしょうか、日本人のボクらにはそんなに頻繁には起らないでしょ?
(なんせワンちゃんまでがコレですから・・)
そのほか特に女性には、足首から足先にかけて象の足のように醜く膨れ上がり、靴も履
けないような状態になっている、気の毒な人達も多いのです。それやこれやに、さらに
肥満も加わって、これは一朝一夕で解決できるような問題ではなさそうです。
スペイン人の皆さん、そろそろ本気で食生活を考えなくちゃーネッ!!
ーー次回は「究極の食事アレルギー!?」をお送りする予定ですーー
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