テレビ映画はいつも垂れ流し

               みんなアベコベ、日本とスペイン!(15)

                Todo lo contrario, Japón y España)

 

                         = あれっ、主人公変わっちゃったの? 

 

    今となってみると、日本にはかなり面白いテレビ番組が多かった! 

 

そう、好きだったのは、ドリフのもしものシリーズ、ドラマ家政婦は見た! 

ものまね王座決定戦”“子供のど自慢(タイトル不明)、各種ドキュメンタリー、 

それにチャレンジスポーツもの(やっぱりタイトル不明)などなど(まだやってる?) 

 

 

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でもここスペインにはまともな番組は皆無、テレビはほとんど映画の垂れ流し。それも 

ちょっと前に放映した映画を、何度も繰り返し使っちゃうのですから、タマリマセン! 

 

          でも、問題はそれだけじゃないんです。 

 

久しぶりに面白い映画が終わって。 これはいつ頃の誰の作品なんだろう、一体どんな 

俳優が出ていたんだろうと、最後の字幕を楽しみにしていると、EL FIN 

(終わり)の文字が顔を出したとたん、ブチッ!! と映像をぶった切っちゃって、 

 

     なんと、もう次の映画が唐突に始まっているではありませんか! 

 

 

あのネ~、最後の字幕は、映画の余韻を楽しんだり、いいたいことは何だったのか? 

を考えたりするためにも、とっても大切だと思うんだよね~! それに局としたって、 

少ない予算でやっと買ったビデオなんでしょ? 少しでも引っ張って見せておいた方が 

得なんじゃないの??・・・とタテツイテみても、通じる相手じゃありません。 

 

テレビ局にとって、より重要なことは、視聴者を自局に引きつけておくこと。ウンヌン 

言わせず、トイレにも行かせず、続けて映画を見続けさせておけばよいのでしょう。 

 

そこで各局は、同じような映画を買って、それを立て続けに流し続けるという戦略的な 

方法をとっているわけです。もちろん主人公もきわめて似通っています。このあいだも 

あのシュワちゃん、シュワルツネッガーの映画が終わったら、シルベスタ・スタローン 

が登場したのでした。 いうまでもなく映画の中身だって、似たか寄ったかです。 

 

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            きっと映像配給会社には、 

 

拳銃乱射、爆破シーン満載、暴力=ものだとか、動物と仲良し、子供主人公、 

胸キュン家族愛=ものだとか、宇宙旅行や宇宙人登場、未来空想=ものだとか、 

航空機内、テロリスタとの戦い、でもハッピーエンドものだとか、あるいはまた 

豪華絢爛ファッション、お涙ちょうだい、一大恋愛=ものなんていう、映画選択の 

ための様々なキーワードが用意されているのでしょう。 

 

こうして各局は毎日、テーマも、映像やBGMや俳優の雰囲気も、きわめて酷似した 

映画を次から次に垂れ流し続けてくれるわけです。それも前の映画の終了とともに次の 

映画が始まってしまうのですから、よほど気をつけていないと、 

 

    179.gif アレ、いつの間に、主人公が変わっちゃったんダロ? 182.gif 

 

ってなことになりかねません。 とくに私のような、能天気やお年寄りは要注意!! 

同じ映画が続いていると思いこんで、ズルズルと4時間も5時間も、テレビ局の罠に 

はまっている人は、ここスペインでも相当数に達しているのではないでしょうか?? 

 (もしかすると、主人公が変わったことさえ気づかない人もいたりして・・・) 

 

     スペイン人さん、お互い、洗脳マシーンには気をつけようネッ! 

 

 

 

 

     ーー次回は「他人との距離感覚」をお送りする予定ですーー 

                ♣    ♣ 

 

 

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